公開中の映画、「湯道」を観た@大阪ステーションシネマ。
古びた街中銭湯を継いだ若い男と、その兄を軸に、銭湯に出入りするお客さんの様相を描いたドラマ。
吉田鋼太郎演じる「温泉評論家」が、胡散臭くていい味を出している。あと、「湯道会館」で道着に身を包んで「家元」から講釈を受けているけど、これ見たら「入門したい!」と本気にしてしまう人が出てくるかもしれない。
湯道の技として「縁留」といってお湯をギリギリで止める、なんて言っていたけれど、確かに壷湯なんかに入ってザパーッとこぼさずに、静かに表面張力ギリギリを眺めるのもオツなものだ。
映画終了後、半券で近くのレストランで割引とかいろんなサービスが受けられる!と、映画の前に宣伝が入っていたのに、いざ映画終わった後は一刻も早くお腹を満たしたいとそればかりが気になって、サービスのことはすっかり忘れ果てていた。