サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

ニュウヨーク出張:本庄湯(神戸市長田区)

神戸市の浴場組合が主催している「オフンロ巡り2」に参戦しているせいもあって、とりあえず神戸市内の銭湯できる限り制覇してやろう、という気持ちでいっぱいになっている。

どういうルーティングで廻るかは、住んでいるところや行く日程に左右されるけれど、私の場合は気が付いたら「電車でアクセスしやすいところ」「一度に数軒回れるところ」から攻めている感じ。

そうすると、長田トライアングル(扇港湯、萬歳湯、菊水温泉)は便利だ。

更に凄いことに、萬歳湯をそのまま西進すると本庄湯にたどり着くことが判明。

歩いてわずか15分。

粉もんを食べすぎた腹ごなしに、萬歳湯(の向かい)から西に歩いてみる。

まっすぐな道だから、絶対に迷わない。

そして着いたのがこちらのお店。

このかわいらしい動物のイラストはなんだろうか…

見かけは「ごくごく普通の銭湯」だ。

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しかし、中に入って、その先入観はいい意味で華麗に裏切られる。

まずは、番台式なので、そこで「ああ、昭和だな」とタイムスリップ。

番台のところにのれんと衝立を置いてくれているのが気配りだ。

(いや、構造上、靴脱いで扉開けると脱衣所がイヤでも丸見えだからか?昔は気にしなかったのかねぇ)

土曜日の20時頃だったけれど、ほかにお客さんはいない。

貸し切り状態だった。

あまりに素敵なので、写真撮影したい、と番台の対象に請うと、「悪用せんかったらええで」とお許しが。

あ、悪用って…どんなこと…と一人ツッコミを入れつつ、

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このレトロ具合は私のツボだ。

カランのシャワーだけなぜか現代式だけれど、丸い浴槽や、なんといっても壁に張り付いている汲み出し専用浴槽、更にはサウナは神戸最古のものらしい。

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浴場のど真ん中に置かれているでっかい熱帯植物が、さながら「ここは温室」みたいな雰囲気を作り上げている。

更に脱衣所にも、おかまドライヤーや年代もののマッサージ器など、昭和なアイテム満載。

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扇港湯ほどピカピカではないが、ここも充分すぎるくらいレトロで素敵な銭湯だ。

ここは無くなってほしくないなぁ。

 

本庄湯

神戸市長田区本庄町6丁目4−5

営業時間15:00-22:00

定休日 木曜日

アクセス JR「鷹取」駅から南に7分

     ※新長田の銭湯トライアングルから西に15分なのでハシゴ湯可

サウナ 有 (神戸で一番古い、らしい)

水風呂 有 だけど機能していない (水桶になっている?浸かるのは無理かと)

シャンプー石鹸 備え付けなし

備考 かの「少年H」(妹尾河童)も通ったという説あり。