サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記Ⅱ 108日目 いかなご漁終了(意外に長かった)

播州春の風物詩といえばいかなご

毎年3月が近づくと、阪神間から播州人はソワソワしだす。それもこれも、いかなご漁が解禁になるからだ。で、早速獲れたてのいかなごを競って買い求め、その日のうちに佃煮にする。当地では「釘煮」と呼ぶ。ここ数年は、かなりの不漁が続いていて、いかなご漁は1日、数日で終漁となることも多かった。

私が西宮に移り住んだ20年前は、まだそこまで「いかなご不漁」ではなかったので、この時期になるとスーパーの鮮魚売り場の近くにはでかい平鍋、ザラメ、みりん、更には平たくて大きいタッパーが並んでいた。つまりは、「あとはいかなごを買うだけ!これさえあれば釘煮が作れる」と言わんばかりの準備。

 去年初めていかなごの釘煮を自作してみたが、「思ったよりは」簡単に作れた。材料をちゃんと揃え、レシピに書いてある通りにすれば、致命的な失敗は無さそうだ。

 

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これに味を占めて、これからは毎年釘煮を作るために「いかなご休暇」を申請しようかと、冗談半分本気半分で言っていた。なにせ、この漁期の短さであれば、いかなごも争奪戦。漁解禁日に魚屋に走らなければ、買えないかもしれない。

しかし、ラッキーなことに、今年の解禁日は3月4日、土曜日だった。運よく仕事が休み、予定も入っていない。これは「釘煮を作れ」と言われているみたいではないか!朝11時から魚屋での争奪戦を潜り抜け、なんとか午後3時には2㎏分のいかなごを釘煮に仕立てた。

 

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自分の仕事はもう終わったからあまり気にしていなかったが、さて、今年のいかなご漁はどれくらいの長さだったのか、というと…昨日17日までだったと。意外に長いではないか。去年は確か、1日やって、2日か3日休んで、また2日くらいやって終了みたいな流れだった。その前は、本当に1日だけの漁、ということもあった。播磨灘と大阪湾では若干漁期が違うらしいが、それでもかなり短い年は2-3日で終漁だった。

それを考えると、途中様子見で中断の日があったのかもしれないけど、17日までやっていたのは近年にしては長い方ではないのだろうか。魚は資源だから、獲り尽くしてしまったら、もう手に入らなくなる。そのさじ加減で漁の長さを決めている。

来年以降も釘煮が楽しめるように、また1年、その時期を楽しみに待つことにしよう。

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