サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記Ⅱ 138日目 過ぎたるは猶及ばざるが如し

 ようやく運動習慣だか外出習慣だか、スポーツジムに行くことが日常生活の中に組み込まれるようになった。しかし、そこに行っても、常に体調が万全とは限らない。昨日の手痛い話を備忘のために残しておく。

 本来は応用情報の試験を受けに行くはずだったが、起きたら(起き上がれたのが)昼前。すっかり日も高くなっている。悲しい現実だが、予定外の展開で文字通りの東奔西走していたが故だ。少し頭と身体を休めろということなのだろう。ブランチを食べた後、昨日初期化されてしまったMac Book Airにもろもろのソフトの再インストールを試みる。最近はクラウドサービスなので、職場のアカウントにサインインして承認ボタンをポチっとすると、OfficeやAcrobatはダウンロードすることができた。

 リモートワークをするためのセットアップは少々ややこしい。毎回半泣きになりながら、システム担当のお手製マニュアルとにらめっこしつつ、複数の種類のソフトをダウンロードし、更に何度もパスワードを入力し、小一時間かかって、できた、筈、だ…。

 気が付いたら午後も遅い時間になっていた。ほとんど運動していないので、ジムに行くのは悪くない選択だ。ジムバッグにウェアを突っ込んで、歩いてスポーツクラブに出かけた。いつもと同じメニューで、最初の30分強を筋トレ、後半はクロストレーナー有酸素運動。そこまではいつも通りだったのだが…運動後に入浴したところ、なんかが違う。サウナに入る気になれない。体がほてっているせいかなと思い、サウナはやめて温冷浴にした。

もんだいはここからだ。風呂からさあ出ようとすると、なんだかふらふらする。ただ、のぼせや、貧血の立ち眩みとはちょっと違う感じ。

脱衣所で着替えようとしても、体を動かすのがとても億劫に感じられる、が、裸のままでうろうろするわけにはいかないので、なんとか身体を支えながら下着を着てロッカーまでよたよたと歩いて向かう。なんだか一瞬にして老人になってしまったのかと思い惑うような体の動きの悪さだ。これは夢か現実か。ロッカーに置いてある長椅子に倒れ込むように座り込む。歩くどころか、足を動かすことも難儀だ。

 ふと思い出したが、以前も1回、いや、2回くらいか、同じ症状になったことがある。急にガス欠になったかのように、身体が動かなくなる。なんだかよくわからないが、本能的にエネルギー切れかな、と思って、ロッカールームにある自販機でカロリーのあるものを摂取しようと思った。なんとか小銭入れを取り出し、這うようにして自販機に向かい、並んでいる飲み物の中で、とにかく飲み易くてカロリーがありそうなものを探した。コーラかな、と思ったが、炭酸がつかえそうだったので、ここはアイスのカフェオレにした。ミルクに佐藤たっぷりの甘さ、ハイカロリー間違いなしだ。

 

 ゴトンと落ちてきた缶を開け、冷えたカフェオレを一気飲みする。不思議なもので、2分ほどそのまま座っていたが、自分自身が蘇ってくるような不思議な感覚がした。どうやら立てるだけのエネルギーは取り戻したらしい。「歩いて帰る」ためには、もう少しエネルギーが必要なようだ。小銭入れから更に100円玉を取り出し、2つ隣に並んでいたぶどうジュースを買って、再び一気飲みする。そんなこんなで、ようやく歩いて帰宅できるくらいの状態になった。

 カロリー消費のためのジム通いではあるけれど、体調を崩してこんなかたちでジュースをがぶ飲みするのはあまり良くない。いや、絶対良くない。今日もジムに行ったけれど、今日は全く不調を感じなかった。それは良かったけれど、また昨日のようにふらふらになるのはもうたくさんだ。