サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記Ⅱ 225日目 映画鑑賞記「愛の囚人」

 今日は木曜日。スポーツジムも定休日だし、久しぶりにAmazonプライムビデオを見ようかな、と思い立った。

 ごくたまに、テーマを決めて映画を探したくなる。「何人殺されるか」とか(→年始のジョンウィック鑑賞)、「組織に追われて殺人」(→ジョンウィックからのボーンシリーズ)、そして今回は「プライムで流せるアダルトジャンルではないエロい洋画」。どっちかというと、映倫の審査員みたいな目で見ていたかもしれない。

 アマプラから紹介されたのがロシアもの、という意外なジャンルだったので、とりあえず見てみることにした。

 

 

うーむ。ストーリーはそんなに複雑ではない。田舎の金持ちの娘(学生かな?)が、自宅の工事に来ていた地元の青年に一目惚れして、お互い好きになる。…映画でありがちな設定。その後、お互いは「好きでもない相手」と、金というか資産を当てにして結婚する。その辺りからだんだん怪しくなる。そもそも、その2つのカップルどっちも「釣り合ってない」のがあからさまなのだ。

 お互いに相手に不満を持ちながらそんな生活が続いて、となると…まあ起こり得ることはだいたい予測が付く。さて、主人公の男は何人殺したでしょう?そして女の罪状は?(そもそも罪に問われるのか?)

 主人公カップルは割と美形だし、ストーリーとしては複雑ではない。起こるべくして起こるだろうなーということが順番に起こるので、納得感もあるから、「驚き」は無いけれど、むしろ納得感というか、「ああやっぱそうなるか」という悲しい方の安堵がある。

 そして、「映倫」的な感想としては、若いということを差っ引いてもよくセックスに耽っているなあと感心した(昔どっかでロシア人は朝昼晩、と読んだ気がするので、それを前提に置いていれば驚くにはあたらないが)。演出も勿論入っているだろうけれど、「あれくらい」の感じが、鑑賞者となるロシア一般市民の方の現状を反映している、とか自分たちの生活の参考になる、という塩梅なのだろうか。それこそジョンウィックの時に「何人殺したか」をカウンターでカチカチやりたいのと同様に、「またやってる」と情事の回数を数えてみたい映画だった(それが感想の主体ではないことをお断りしておく)。