サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

ニューヨーク出張:東京浴場(東京都品川区)

東京浴場、と言う名前の銭湯は少なくとも都区内に2件ある。しかも両方品川区だ。1件は既に訪問済みで、大井町の光学通りを歩いて行ったところにあるトラディショナル唐破風づくりの素敵な銭湯。

 

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もう1軒は東急目黒線の西小山にある。
自分自身の生活圏ではないので、東急沿線はとんと詳しくないのだが、東京の銭湯巡りをするうえでは東武線と東急線(それも池上線、大井町線)は外せない。必然的に詳しくなってきた。
実は東京浴場は1年前に訪問しようとして西小山までやってきたのだが、当日は定休日だったので突撃失敗。泣く泣く駅前の丸吉飯店で腹を満たして帰った、というオチが付いているが、そのおかげで丸吉飯店というザ・キングオブ町中華と出会えたのだから、そういう縁も悪くない。

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さて、東京浴場。駅からほんのすぐ、5分もかからないで到着できる街中銭湯である。兵庫の湊山温泉を復活させたニコニコ温泉が経営を引き継いだこともあって、若者からベテランのシニア層までを幅広く包み込むお店になっている。いわゆるネオ銭湯のようなリノベーションはせず、現存する施設を補修するレベルで営業していくスタイルである。

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中に入ると目に付くのはフロントと、横にあるマンガコーナー。マンガだけでなく、普通の雑誌や本も置いてあるので、時間が許す限り長居できそうだ。

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風呂場は昔ながらの東京スタイルで、脱衣場と洗い場は両開きのガラス戸だし、奥の壁に向かって直角の向きに取り付けられたカラン、カランに段差が無いところ、仕切りがついているところが東京スタイルだなー、と実感。
奥にはぬる湯、熱めのお湯、ジェット風呂の3種類。この日は薬湯に「じっこう」が入っていた。
特筆すべきは、右側(男湯だと左になって居るのかな)に置かれた特大の樽。どうやらワインの醸造樽を仕入れてきて、そこに水を張って水風呂を作ってくれている。なるほど、新たに浴槽を作ると時間もお金もかかるけれど、これならばさほど工賃もかからない。そしてお客さん大満足。いい仕事だ!
ロビーには、オリジナルのタオルやサウナハットなども売られているので、ニュウヨーカーなら巡礼記念に是非購入してはいかがだろうか。巡礼と言えば、ドラマ「君の花になる」のロケ地だったらしいよ。このドラマ知らんけど。
東京浴場 東京都品川区小山6−7−2
アクセス 東急目黒線「西小山」駅から歩いて2分
営業時間 5:00 - 12:00, 14:00 - 26:00
定休日 火曜日(祝日の場合は営業、翌平日休み)
シャンプー石鹸 備え付け有り
サウナ 有り ※予約式のお一人様用ボックスサウナ。要別料金
水風呂 有り ブランデー醸造用の樽を使ったお手製水風呂が2つ
特記事項 フロント横のマンガ雑誌書籍コーナーが圧巻!